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フリーランスとして外見から内面を変える「服の家庭教師」、杉本祐亮氏のインタビュー記事【後編】

前編に引き続き、フリーランスエンジニアの杉本祐亮氏に、つなぐIP編集部より、フリーランスとしてファッションコンサル「服の家庭教師」の活動と知的財産に関してインタビューをさせて頂きました。


前編はこちらからご覧ください
 【フリーランスとして外見から内面を変える「服の家庭教師」、杉本祐亮氏のインタビュー記事【前編】】


後編では、「服の家庭教師」の今後の展開やコーディネート、目標、知的財産に関することもお伺いしましたので、ご紹介します。

-今後「服の家庭教師」の対象を広げるお考えはありますか?

はい、今年からITエンジニアや経営者だけでなく、弁理士を含めた士業の方向けにコンサルティングでお力になれればと考えています。

士業の方は、これから同業間で新しい案件を取り合っていくことになると思います。そのような中、新規での受注は数多くの同業者から選ばれなければいけません。その時に「自分自身何ができるのか」、「何に特化しているのか」といったところを、クライアントになりうる方に印象付けることが大切になってくると思います。ブランディングというやつですね。

また、新規の案件となると、起業家やIT系の会社のお仕事が多くなっていくでしょう。そのため士業の方は比較的若手の経営者とこれからお付き合いが増えていくと思います。ただ、若い会社は歴史のある会社と違った雰囲気を持っています。服装がスーツであるような堅いイメージの企業に、私服などのラフな服装で商談に行っては信用を得られない可能性がありますし、服装が私服などの若い企業へかっちりと決めて来られても浮いてしまいがちです。この雰囲気の絶妙な塩梅にあわせた印象形成は、士業の方にもこれからどんどん必要になってくるでしょう。

(堅いイメージの企業向けコーディネート例)

僕は堅いイメージの企業もそうでない企業もどちらも働いていた経験があるので、そういった観点からお伝えできることがあります。僕自身が力になったお客様も、それぞれが所属する組織の雰囲気が違うので、コンサルの実績としても培っているものがあります。また、ITエンジニアの方も士業の方も、やっている内容こそ違いますが、根本は専門職。一朝一夕で身につく技術ではないものを使ってご自身の仕事をなさっているわけです。もっとその価値を理解いただいたり活かしたりいただく力になりたいです。弁理士の方であれば理系の方も多いですし話も合うのかな(笑)。ですので、今後はITエンジニアだけでなく、もう一つの専門職である士業の方などにもお力になれればと考えています。

-フリーランスとして「服の家庭教師」をされるにあたり、知的財産に関して意識をされたことはありましたか?

そうですね。商標は意識をしました。フリーランスでやっていると肩書きがすごく大事になります。どこかの企業の所属、みたいに何かの看板を引っ提げているわけではないので、一個人として知ってもらわなければいけないんです。肩書きがないと初対面の人から、何をやっているのか覚えてもらったり、独自性などが伝わらず、印象が残らない人になってしまうんですよね。そういった時に自分が何者なのかといった打ち出し方はとても重要だなと思っていました。つまり、ブランディングですよね。そこで、「服の家庭教師」といった肩書を商標として、誰にもかぶらない唯一無二のものとして商標登録しておこうと思い、商標出願を行い無事商標登録されました。

商標登録証 登録第6056154号
『服の家庭教師』

-士業の方に向けて、ファッションについてアドバイスをいただけますか?

士業の方がどんな方々をターゲットにしたいかを明確にすることは大切かなと思います。そして、それに合わせたファッションをしていく、といったところでしょうか。数ある同業者の中から仕事を得るとなると、独自性を出していくのはマストかなと。そういった他との差別化を図ることで、「その人でなければいけない」という理由になります。実際にそのような戦略をとって収益をあげている士業の方々もいらっしゃると聞いています。

僕が士業の方にコンサルをする場合、まずは誰を対象にしているのかを一緒に明確にしていきます。イメージを共有できるくらいにはヒアリングしますね。特にこれから起業家やIT業界といった若い企業を受け持った時に、その空気感や雰囲気を読んで、それに合わせた服装が必要だと思います。若い起業家には、そこまでバシッと決めすぎる必要はないと思っていて、ビジネスカジュアルでも特に問題ないと思います。スタートアップ向けには、ジャケットとワイシャツ、スラックスもしくはチノパンでもいですし。ラフなところであれば、私服でもいいと思います。

(カジュアルな企業向けコーディネート例)

士業の方は、今までかっちりとした企業のクライアントが多かったりすると思いますが、その辺の壁やさじ加減といったものを、ファッションの観点からコンサルティングしたいと思っています。

-「服の家庭教師」をされていて、どのような時にやりがいを感じますか?

お客様が変化した時にやりがいを感じますね。まずルックスが変わるのが純粋にわかりやすいですよね。そして、そこから行動が変わったことがわかるとより嬉しいです。服を変えると他の要素も結構変わることがあります。髪型を変え始めたり、メガネを外してみたりとか、そういう試行錯誤を始める変化をみているのも楽しいですね。さらにはそこから仕事をより積極的にやったり、思い切って転職したりなど、見た目の変化だけでなく、そのあとの行動や結果に変化が起きていることも事例としてあります。それを見て、お客様自身の変化の実感がわきます。そういった変化は、注意深く見ていないと気がつかないことでもあったりしますが、それが僕の隠れた喜びであったりもします。

あとは、別の観点になりますが、結婚式や入学式のスタイリングを受け持つ機会は、また特別な喜びがあります。新郎のタキシードや二次会のスタイリングを依頼されて、そのためだけに仕立てるのです。一生に一度のイベントの衣装提供などができるのは嬉しいですね。他の人ではなかなかできない携わり方ですしね。ファッションコンサルとして、お仕立ての仕事をやっていないとできなかったことですので、自分の仕事をやっていてよかったなと思います。

-「服の家庭教師」として大事にしていることを教えてください。

相手のゴール像を共有することにはこだわっています。ゴール像によってアプローチや具体的なスタイリングが変わりますので、僕もゴール像を明確にできていないといけません。僕の場合ですとカルテを使いながらその深掘りをしていきますが、お客様によってはゴール像が不明確だったりします。その場合は、逆にこちらから一緒にゴールを作っていったりもします。ゴール像は僕自身がイメージできるまで細かくヒアリングします。ゴール像をイメージしていないとミスマッチなスタイリングを提供することなってしまいますので、ゴール像を共有し明確にすることは一番大事にしています。

また、服装は相手への気持ちの表れ、ともいえると思っています。相手への気持ちは言葉だけでは伝わりにくいものです。見た目という一番わかりやすい表現方法を通じて、言葉に重みや真実味が出るのかなと。まさに「誰が」いっているのか、ですね。お客様がどのような気持ちを伝えたいのかを意識して、それが伝わりやすくなるようイメージしながら提案内容を考えます。


-今後の目標について教えてください。

現在温めているサービスや、教育を支援する事業など、将来的にやりたい大きな夢はありますが、近々では、全国でファッションの講座を開催したいですね。

現在ファッションの講座は都内でしか行っていないのですが、今後は全国に向けて開催したいですね。今開催しているビジネスマン向けスーツの講座を全国に持っていったり、はたまた企業の方々に向けて、その企業にだけに向けた講座をしたり。新人研修も面白そうですよね。ノウハウが分かれば日本のビジネスマンはもっとカッコよくなれると思っています。そういった意識を培っていく機会を全国で作っていきたいです。

意識を作っていくというアプローチ方法は、動画など色々とあると思いますが、僕は携わっているその人その人に向けて課題を解決したいので、お客様と直接会う形でやりたいですね。全国各所に行って、そのような仕事をしたいなと思っています。全国のみなさまからのファッション講座のオファーをお待ちしております。

(東京マルチメディア専門学校での講座の様子)

-最後に知的財産についてのお考えをお聞かせください。

僕が「服の家庭教師」を商標登録した経緯として、先に商標登録をされてしまって苦い思いをされた人の話を聞いたことがありました。その方は独自で編み出した商品を売って商売をされていました。これが革新的で結構売れていたんです。しかしその商品名を商標登録していなかったんです。すると先に誰かがその商品名を商標登録してしまい、その商品名で売り出せなくなってしまいました。そのために、その方は自分の商品のブランディングを再形成しなければいけなくなってしまったんです。本家本元なのに。その話を聞いた時に、模倣されると築きあげたものがすぐに崩れうるのだなと思いました。その実例を聞いて商標登録の検討はすごく大事で知的財産の重要性を感じました。会社規模で大きなことをやろうと思うなら尚更ですよね。

ITの技術もこれからますます発展し、想像し得ないような革新的なサービスを生み出すスタートアップが増えてくることでしょう。そういう企業こそ、模倣されて損をするような目にあわないように知財の重要性を知って欲しいですね。それがその企業の、ひいては日本企業全体の価値を高めることに繋がると思います。そして同時に、知財を支える弁理士の方々の価値がより磨かれていくと素晴らしいですよね。お互いに手を取り合っていい流れを作っていく未来ができるといいなと思います。

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編集部からのコメント
 今回は後編として、「服の家庭教師」のコーディネートや今後の展開、目標などについてのインタビュー記事でした。
 編集部といたしましては、士業も差別化が必要な時代となり、ブランディングをファッションという観点で考える、とても興味深いお話でした。また、「服の家庭教師」を商標登録されているなど、知的財産への意識の高さが伺えました。フリーランスに限らず、スタートアップや起業家の方も、まずは商標への意識が大切なことだと感じます。

前編はこちらから

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